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人材協について

2023年度第2回QPI
(2023年10月実施)の結果

実施時期:2023年10月、対象期間:2023年7月~9月、有効回答数:88会員(全体の34%)

Q1 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が13.6% やや改善した(105%以上120%未満)が31.8% 現状維持(95%以上105%未満)が35.3% やや悪化した(80%以上95%未満)が13.6% 大幅に悪化した(80%未満)が5.7%
<コメント>
「大幅に改善」「やや改善」が減少し、「現状維持」が最多の35.3%を占め、「やや改善」が31.8%と続く。「やや悪化」に「大幅に悪化」を加えた数値も19%を超え、好調な状況からの変化の兆しが見受けられた。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

  • 1位 求人件数が増えた

    40.9%

  • 2位 求職者が増えた

    29.5%

  • 3位 求職者が減った

    17.0%

  • 4位 求人担当の社員(従事者)が増えた

    14.8%

  • 4位 求職担当の社員(従事者)が増えた

    14.8%

  • 6位 内定辞退者が増えた

    11.4%

<コメント>
「求人件数の増加」が前回調査を下回ったものの40.9%を占めた。また、「求職者の増加」は前回調査とほぼ同水準の29.5%となった。これに続く要因として挙げられたのが「求職者が減った」で、業況が悪化した要因として求職者の登録を充分に進めることができなったことがうかがえる。

Q2 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
3か月前との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、3か月前との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が9.1% やや改善した(105%以上120%未満)が31.8% 現状維持(95%以上105%未満)が36.4% やや悪化した(80%以上95%未満)が14.8% 大幅に悪化した(80%未満)が6.8%
<コメント>
「現状維持」が前回調査から2.3ポイント増加し36.4%を占めた。一方で「大幅に改善した」が前回調査から3.4ポイント低下し9.1%となった。「やや悪化」と「大幅に悪化」の合計は前回調査とほぼ同水準であった。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

  • 1位 求人件数が増えた

    34.1%

  • 2位 求職者が減った

    21.6%

  • 3位 求職者が増えた

    15.9%

  • 4位 内定辞退者が増えた

    13.6%

  • 5位 求人担当の社員(従事者)が増えた

    12.5%

  • 6位 求職担当の社員(従事者)が増えた

    9.1%

  • 6位 要員の配置転換を行った

    9.1%

<コメント>
「求人件数が増えた」が前回同様に最多であったが、7.9ポイント低下し34.1%であった。「求職者が増えた」は前回調査から12.5ポイント減少し、15.9%となった。一方で業績低下要因となる「求職者が減った」が21.6%となり、4.6ポイント増加した。また「内定辞退者が増えた」が大幅に増加し、13.6%となった。

Q3 3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、
どうなっていると思いますか

3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、どうなっていると思いますかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善している(120%以上)が4.5% やや改善している(105%以上120%未満)が42.0% 現状維持(95%以上105%未満)が42.0% やや悪化している(80%以上95%未満)が11.4% 大幅に悪化している(80%未満)が3.4%
<コメント>
今後3か月先の展望については、全体では前回調査とほぼ同様の傾向ではあったが、「やや悪化している」が6.9ポイント増加し11.4%となった。先行きの業況への不安要素が前回調査よりも増加したものと見受けられる。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

  • 1位 求人件数を増やす

    42.0%

  • 2位 求職者を増やす

    36.4%

  • 3位 求職者が減る

    17.0%

  • 4位 求職担当の社員(従事者)を増やす

    12.5%

  • 5位 求人担当の社員(従事者)を増やす

    11.4%

  • 5位 広報費を増やす

    11.4%

<コメント>
前回同様に「求人件数を増やす」「求職者を増やす」という紹介事業の基本行動が上位となった。次に業績低下につながる「求職者が減る」が前回調査を上回る17.0%となった。求職・求人の社員(従事者)を増やすという回答は前回より大幅に減少した。

Q4 現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうか

現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうかの結果の棒グラフの画像 求職者の確保 71.6%募集コスト(広告宣伝費)の上昇 33.0%若手社員の育成・教育 30.7%求人獲得 28.4%社員(従事者)の採用 26.1%人件費の上昇 14.8%管理職・経営層候補者の選抜・育成 13.6%ベテラン社員の指導・育成 8.0%その他 8.0%募集コスト・人件費以外の事業コストの上昇 6.8%法改正への対応 5.7%人事評価制度の再構築 4.5%クレーム事案への対応 1.1%
<コメント>
前回調査同様、「求職者の確保」が71.6%(前回と同数)と群を抜いて多くを占めた。今回の調査では、第2位に上昇したのは「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」(33.0%)である。引き続き、若手社員の育成・教育、求人獲得、社員(従事者)の採用が上位にランクされている。

Q5 「人材紹介事業の運営上の特徴的な事象」として
数多く寄せられた意見・特筆すべき典型事例等をピックアップしました<設問の内容>
直近3か月間に生じた人材紹介事業の運営上の特徴的な事象についてご記入ください(自由記入)

  • 直近3か月間に関しては3か月前と比較し、季節要因もあり特に新規登録者数が落ち込んだ。
  • 求人の増加。競合激化による内定辞退の増加。
  • 求人条件が高度化、難度が高くなった。
  • 50代後半から60代以上の求職者が増えている。最近は、管理系の求人で、紹介先企業の社員が定年になるのでその後継者を募集したいという求人が増えてきた。出来るだけ定年までの残り年数が長い方を採用したいという意向が強い。紹介業従事者にはコンサル力がますます必要になる。
  • IT企業の採用意欲鈍化。一方でものづくり系企業の採用熱が高まっている。販売、サービス系求人の増加。
  • 中堅中小企業での求人ニーズに対してはシニア層求職者の活用が奏功している。
  • 積極的に中途採用を行う企業と消極的な企業の2極化がみられる。前者の場合は、採否、内定通知までの期間が短いが、後者は期間が長くなり、採用に慎重になっていると感じる。
  • 求人は堅調だが厳選採用に転じているため、選考通過率は低下。依然として、求人依頼は強いので期待に応えて行く。
  • 3ヶ月前、対前年と比較して管理職の成約数が増加した。
  • 求人・求職担当の中堅社員の人事異動に伴う戦力低下。
  • 紹介従事者の確保のために、若手社員および即戦力社員の採用・育成を心掛けた。
  • 売り手市場で、他の紹介会社との差別化、人事のプロとしての重要性が上がっているように感じます。
  • 増員により事務所の増設が決定。研修事業の買収。
  • 募集コスト(広告宣伝費)の上昇。求職/求人担当の人員減少と後任の採用苦戦。対面面談数の増加。

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