人材協について
人材協QPI・2023年度のトレンド総括
(四半期ごとの主要な調査結果の推移)
1
直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較の推移
- <コメント>
- 年度後半に至るに従って「改善(大幅改善+やや改善)」は減少。期初と期末では約20ポイントの低下。これに対し、「悪化(やや悪化+大幅悪化)」は増加傾向。「現状維持」は第4四半期が最大であったが、年間を通じて一定の幅の間で変化した。
2 上記1の結果となった主な要因の推移
- <コメント>
- 業況に与える影響は、求人と求職の増加や減少によるところが大きいことがうかがえるが、年度後半は求職者の減少が要因となるケースが増加傾向。一方で、「求職担当の社員(従事者)の増加」が与える影響は、年度後半に移るに従って低下傾向であった。
3 3か月先の業況展望の推移
- <コメント>
- 3ヶ月先の業況展望についてのアンケート結果は、いずれの回もほぼ同様の傾向で、「改善(大幅改善+やや改善)」と「現状維持」で大半を占めるが、「改善(大幅改善+やや改善)」がやや多い傾向。前記1の回答結果も踏まえて判断すると、改善傾向を展望していたものの実際には、それほど改善しなかったケースが存在したとも読み取れる。
4 人材紹介事業の運営上の主な課題の推移
- <コメント>
- 全ての期間に亘って「求職者の確保」が高い数値を示し、特に下期は上昇。「求人獲得」は下期スタートの第3四半期が最高値であった。「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」も特に下期に上昇傾向。「若手社員の育成・教育」は、課題として安定的に高い数値で、常に課題として認識されていることがわかる。「社員(従事者)の採用」は上期の方が高い数値を示した。
一般社団法人日本人材紹介事業協会
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