人材協について
人材協QPI・2024年度のトレンド総括
(四半期ごとの主要な調査結果の推移)
1
直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較の推移

- <コメント>
- 前年度の傾向と比較すると、2024年度は緩やかな動きとなった。「改善(大幅改善+やや改善)」は、期末に向けて漸減傾向で期末には41.7%となった。「現状維持」は全ての期間を通じて、ほぼ30%から40%の間で推移した。一方で、「悪化(やや悪化+大幅悪化)」は全ての期間を通じて、ほぼ15%から25%の間で推移した。
2 上記1の結果となった主な要因の推移

- <コメント>
- 業況に与える影響は、引き続き、求人と求職の増減によるところが大きい。「求人件数の増加」は期末にかけて減少傾向。同様に「求職者の増加」も減少傾向であった。「求人件数の減少」と「求職者の減少」は、比較的安定した状況で推移した。「求人担当の社員の増加」、「求職担当の社員の増加」、「広報費の増加」は、いずれもやや増加する傾向が見受けられた。
3 3か月先の業況展望の推移

- <コメント>
- 3ヶ月先の業況展望については、期末に向けて「現状維持」が増加し、一方で「改善(大幅改善+やや改善)」は期末に、前期比較で10ポイント以上減少した。「悪化(やや悪化+大幅悪化)」は10%台半ばから後半で推移した。
4 人材紹介事業の運営上の主な課題の推移

- <コメント>
- 前年度に引き続き、「求職者の確保」が高い水準で推移。期末には70%台の前半まで低下したが、今後の先行きは不透明。一方、「募集コスト(広告宣伝費)上昇」は、期末には43.2%となり、人材協QPI調査開始後の最高値となった。「求人獲得」が期末に上昇。「社員の採用」と「若手社員の育成・教育」も、前年に続き、年間を通じて一定の割合を占めた。
一般社団法人日本人材紹介事業協会
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