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人材協について

2024年度第4回QPI
(2025年4月実施)の結果

実施時期:2025年4月、対象期間:2025年1月~3月、有効回答数:96会員(全体の38%)

Q1 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が6.3% やや改善した(105%以上120%未満)が35.4% 現状維持(95%以上105%未満)が38.5% やや悪化した(80%以上95%未満)が15.6% 大幅に悪化した(80%未満)が4.2%
<コメント>
「現状維持」が7.6ポイント増の38.5%で最多。「やや改善」が6.7ポイント増の35.4%で続いた。これに対し、「やや悪化」が15.6%(0.4ポイント減少)、「大幅改善」は前回よりも8.6ポイント減少し6.3%となった。「大幅悪化」も5.3ポイント減少し4.2%となった。前回調査よりも「現状維持」と「やや改善」に収れんする傾向であった。

上記の結果となった要因は何でしょうか

  • 求人件数が増えた

    36.2%

  • 求職者が増えた

    26.6%

  • 求職者が減った

    24.4%

  • 求人担当の社員(従事者)が増えた

    19.1%

  • 求職担当の社員(従事者)が増えた

    12.8%

<コメント>
「求人件数の増加」が最多の36.2%であったが前回調査よりも12.1ポイント減少。続いて、「求職者の増加」が26.6%で4.6ポイント増加。続く「求職者の減少」は24.4%で2.0ポイント減少。「求人担当の社員の増加」が19.1%で前回よりも大幅に増加した。

Q2 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
3か月前との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、3か月前との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が5.3% やや改善した(105%以上120%未満)が30.5% 現状維持(95%以上105%未満)が48.4% やや悪化した(80%以上95%未満)が12.6% 大幅に悪化した(80%未満)が2.1%
<コメント>
「現状維持」が最多の48.4%で、前回調査よりも10.1ポイントの大幅増加となった。「やや改善」が30.5%(0.4ポイント減)でこれに続いた。「やや悪化」は12.6%で、前回調査よりも2.3ポイント減少した。「大幅増加」(5.3%)と「大幅悪化」(2.1%)は共に前回調査よりも減少した。

上記の結果となった要因は何でしょうか

  • 求人件数が増えた

    40.7%

  • 求職者が増えた

    27.5%

  • 求職者が減った

    20.9%

  • 求人担当の社員(従事者)が増えた

    16.5%

  • 内定辞退者が増えた

    13.2%

<コメント>
「求人件数の増加」が40.7%が最多で、前回とほぼ同数値(0.4ポイント増)。「求職者の増加」が27.5%(4.2ポイント増)で、これに続いた。「求職者の減少」は20.9%で前回調査よりも5.8ポイント減少した。「求人担当の社員の増加」が16.5%で、8.7ポイントの大幅増となった。設問1-2の1年前との比較と同様に、求職者の増加傾向が窺えた。

Q3 3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、
どうなっていると思いますか

3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、どうなっていると思いますかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善している(120%以上)が3.1% やや改善している(105%以上120%未満)が29.2% 現状維持(95%以上105%未満)が50% やや悪化している(80%以上95%未満)が15.6% 大幅に悪化している(80%未満)が2.1%
<コメント>
今後3か月先の展望についての今回の調査結果では、前回と同様に「現状維持」が最多。8.5ポイントの大幅増で、50.0%となった。「やや改善」が29.2%でこれに続くが、9.1ポイント減少した。「やや悪化」は15.6%(5.0ポイント増)、「大幅改善」は3.1%(3.5ポイント減)、「大幅悪化」は2.1%(1.1ポイント減)であった。「現状維持」が半数を占めたのは今年度調査で初めて。

上記の結果となった要因は何でしょうか

  • 求職者を増やす

    40.2%

  • 求人件数を増やす

    39.1%

  • 求人担当の社員(従事者)を増やす

    20.7%

  • 求職者が減る

    19.6%

  • 求職担当の社員(従事者)を増やす

    15.2%

<コメント>
「求職者を増やす」が引き続き最多で、40.2%(4.4ポイント減)。今回はこれに続いたのが、ほぼ同数で「求人件数を増やす」(39.1%、2.1ポイント増)であった。今回の調査で次に多かったのが「求人担当の社員を増やす」で、20.7%(9.8ポイント増)を占めた。

Q4 現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうか

現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうかの結果の棒グラフの画像 求職者の確保が72.6% 募集コスト(広告宣伝費)の上昇が43.2% 若手社員の育成・教育が34.7% 社員(従事者)の採用が32.6% 求人獲得が27.4% 人件費の上昇が11.6% ベテラン社員の指導・育成が10.5% その他が7.4% 管理職・経営層候補者の選抜・育成が2.1% 募集コスト人件費以外の事業コストの上昇が1.1% 人事評価制度の再構築が1.1% 法改正への対応が1.1%
<コメント>
事業運営上の課題で最多となったのは、引き続き「求職者の確保」で72.6%を占めたが、前回調査よりも10.2ポイント減少した。前回調査同様に「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」も43.2%(4.5ポイント増)で、2位となった。30%台で「求人獲得」(34.7%)、「若手社員の育成・教育」(32.6%)が続いた。「社員の採用」も27.4%を占めた。

Q5 「人材紹介事業の運営上の特徴的な事象」として
数多く寄せられた意見・特筆すべき典型事例等をピックアップしました<設問の内容>
直近3か月間に生じた人材紹介事業の運営上の特徴的な事象についてご記入ください(自由記入)

  • ①条件のすり合わせに時間がかかるようになった。賃金だけでなく、勤務時間や休日数など、特殊な事情に配慮してもらうように交渉することが増えた。企業もある程度応じてくれるのでありがたいことだが、工数が増えた。②入社後の短期離職が増えた。理由はよく分からない。
  • 引き続き、競争激化を感じます。
  • 求職者登録の増加へ向けた取り組み(PCサイト等の活用の取組み強化)
  • スカウトの返信率が下がっており、面談数を確保することが大変になっている
  • 求人媒体のスカウト可能人材が極端に減少しており人選に大変苦戦しています。
  • 直近の3か月で、社員(従事者)が減少。事業計画に合わせた社員(従事者)の採用・育成が当面の課題。
    求職者確保のために、弊社の求人に見合ったハイエンド層に強みのある媒体・提携先を増強中。
  • 若手コンサルタントのOJT強化により成長が進み成約率が向上した。
  • 60歳以上の求職者への提案の難しさ、20代求職者の情報過多とエージェントの売上偏重への懸念から、人材紹介業の仲介責任の重要性を痛感し、社会貢献を重視した人材紹介業を目指したいという強い思いを抱きました。
  • 主にCAの採用計画を強化しており、入社後の若手人材の教育育成について大幅な見直しを図り早期戦力化に注力しています。
    求職者獲得は引き続きこれだけしていれば大丈夫といった明確な勝ち筋がないだけに、今後も成約率の高い求職者の面談獲得も注力していきます。
  • 選考のスピード化が進んでいる(特に20歳代の若手求職者)。これまで2回面接を行っていた地元企業も、1回の面接で内定出し、2回目の面談で業務内容や待遇についての擦り合わせを行うなど、選考期間が短くなってきている。
  • エントリー後の各工程のパーセンテージが全体的に低下。ダイレクトリクルーティングの台頭、競合の増加、求職者側の転職手段の多様化などが背景と分析しています。
  • 求人側からの要望が、多く、ミスマッチ。求職者側からの希望が、平成の考え方とも合わなくなってきている。働き方というより、ワークバランス重視となってきているため、紹介まで至らない。良い人材は、現職での条件を譲歩しての慰留のパターンもあり、求職者からの相談や辞退がある。
  • 求職者の年齢が50歳以上に上がっている
  • 人材不足により、求人案件の募集条件(賃金等)が改善されてきた。
  • 手数料率の交渉。
  • 新たに採用したコンサルタントの戦力化に注力している
  • 通過率の統計から四半期の着地を予測して、必要な新規進行数を管理・共有するオペレーションに変更したことで、プロセスと内定数が改善傾向となった。
  • 提携人材会社の増加。人員体制の強化。
  • ①AIなどディジタル化の発達による人材紹介業務の変化への対応。②不安定な景気(経済)の将来性に伴う、人材紹介事業の先行き不安。

一般社団法人日本人材紹介事業協会
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