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人材協について

2025年度第2回QPI
(2025年10月実施)の結果

実施時期:2025年10月、対象期間:2025年7月~9月、有効回答数:93会員(全体の36%)

1.QPI・業況DI

QPI・業況DIを表した折れ線グラフの画像 2023年度4月~6月が48.4% 2023年度7月~9月が26.1% 2023年度10月~12月が12.4% 2024年度1月~3月が16.7% 2024年度4月~6月が26.3% 2024年度7月~9月が30.9% 2024年度10月~12月が18.1% 2025年度1月~3月が21.9% 2025年度4月~6月が16.2% 2025年度7月~9月が4.2%
<コメント>
「QPI・業況DI」は、今回からデータ公開するもので、Q1(直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうか)の回答をもとに、3か月ごとの対前年度同期比の業況のトレンドを集約したデータ。
毎回の調査の【「大幅に改善した」に「やや改善した」を加えた数値】から、【「やや悪化した」に「大幅に悪化した」を加えた数値】を引いた数値の3か月ごとのトレンドを表している。
2023年度は、コロナ禍で停滞した反動から、改善幅が大きく、2024年度も安定して大きな伸びを示したが、2025年度は改善幅が減少し、今回の2025年度第2回の調査では、わずかに4.2%上回る結果となった。

2.全体集計

Q1 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が7.5% やや改善した(105%以上120%未満)が24.7% 現状維持(95%以上105%未満)が39.8% やや悪化した(80%以上95%未満)が24.7% 大幅に悪化した(80%未満)が3.2%
<コメント>
「現状維持」が39.8%で、引き続き最多(前回調査よりも2.2ポイント増加)。「やや改善」と「やや悪化」は同数で24.7%(「やや改善」は7.6ポイントの減少、「やや悪化」は9.6の増加)。「大幅改善」は7.5%(1.0ポイント増加)。「大幅悪化」は3.2%(4.3ポイント減少)。全般的に前回調査よりも、やや悪化傾向となっている。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

  • 求人受付件数が増えた

    31.2%

  • 求職受付件数が増えた

    22.6%

  • 求人受付件数が減った

    18.3%

  • 求職受付件数が減った

    16.1%

  • 内定辞退者が増えた

    16.1%

  • 求人担当の社員(従事者)が増えた

    11.8%

<コメント>
前回同様に「求人受付件数の増加」が最多(31.2%)であったが、前回調査よりも5.4ポイント減少。「求職受付件数の減少」がこれに続くが、22.6%で1.2ポイントの微減。今回の調査でも、「求人受付件数の減少」が18.3%(1.1ポイント増加)で続いた。

Q2 今後(3か月先)を展望した場合の業況(就職決定数)はいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、3か月前との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善(120%以上)が4.3% やや改善(105%以上120%未満)が39.8% 現状維持(95%以上105%未満)が46.2% やや悪化(80%以上95%未満)が9.7% 大幅に悪化(80%未満)が0%
<コメント>
今後3か月先の展望についての今回の調査結果では、引き続き「現状維持」が最多の46.2%(2.1ポイント増加)。「やや改善」がこれに続いて39.8%(1.8ポイント増加)。「やや悪化」は前回調査とほぼ同数の9.7%(1.1ポイント減少)、「大幅改善」は4.3%(前回と同数値)、「大幅悪化」はゼロであった(2.2ポイント減少)。前回同様に今後の改善を展望する傾向が見受けられたが、3か月後の結果が期待される。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

  • 求職受付件数を増やす

    43.0%

  • 求人受付件数を増やす

    40.9%

  • 求職担当の社員(従事者)を増やす

    18.3%

  • 求人担当の社員(従事者)を増やす

    17.2%

  • 求職受付件数が減る

    13.0%

  • 募集媒体費を増やす

    9.7%

<コメント>
今回は「求職受付件数を増やす」が最多の43.0%となった(10.7ポイント増加)。続いて40.9%(前回と同数値)。第3位以下は数値に大きな差があるが、「求職担当の社員を増やす」が18.3%(2.2ポイント増加)、「求人担当の社員を増やす」が17.2%(3.2ポイント減少)と続いた。どちらかといえば、求職者の対応に重きを置いていることがうかがえる。

Q3 現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうか

現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうかの結果の棒グラフの画像 求職者の確保が79.6% 求人獲得が39.8% 募集コスト(広告宣伝費)の上昇が35.5% 経験の浅い社員の育成・教育が31.2% 社員(従事者)の採用が29.0% 管理職・経営層候補者の選抜・育成が8.6% 人件費の上昇が7.5% ベテラン社員の指導・育成が6.5% 募集コスト・人件費以外の事業コストの上昇が1.1% 法改正への対応が1.1% 人事評価制度の再構築が1.1% クレーム事案への対応が0%
<コメント>
事業運営上の課題の最上位は、引き続き「求職者の確保」で79.6%(1.0ポイント減少)を占めた。今回は、「求人獲得」が39.8%で第2位となり、前回よりも8.6ポイント増加したが、特に、従事者規模の小さい会員でその傾向が強く出た。「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」は35.5%で、前回よりも2.1ポイント減少。「経験の浅い社員の育成・教育」が31.2%(4.3ポイント増加)、「社員の採用」は29.0%(6.5ポイント減少)と続いた。

3.会員業種職種別集計(2区分)

【ア:専門ジャンルを問わない総合型(57会員)】と、【イ:専門型(36会員)】に区分し、比較分析

Q1 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、「現状維持」が46.3%と半数近くを占めた。続いて「やや改善」が26.8%、「やや悪化」が24.4%の近い数値となった。これに対して、【イ(専門型)】は「現状維持」が34.6%ではあったが、これに続いたのは「やや悪化」(25.0%)で、「やや改善」(23.1%)を上回った
<コメント>
【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、「現状維持」が46.3%と半数近くを占めた。続いて「やや改善」が26.8%、「やや悪化」が24.4%の近い数値となった。これに対して、【イ(専門型)】は「現状維持」が34.6%ではあったが、これに続いたのは「やや悪化」(25.0%)で、「やや改善」(23.1%)を上回った

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】

  • 求人受付件数が増えた

    31.7%

  • 求職受付件数が減った

    19.5%

  • 求職受付件数が増えた

    14.6%

  • 要員の配置転換を行った

    14.6%

  • 内定辞退者が増えた

    14.6%

  • 広報費が増えた

    12.2%

【イ(専門型)】

  • 求人受付件数が増えた

    30.8%

  • 求職受付件数が増えた

    28.8%

  • 求人受付件数が減った

    25.0%

  • 内定辞退者が増えた

    17.3%

  • 求人担当の社員(従事者)が増えた

    15.4%

  • 求職受付件数が減った

    求職担当の社員(従事者)が減った

    13.5%

<コメント>
【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、「求人受付件数の増加」が31.7%と最多ではあったが、前回よりも10.4ポイント減少。これに続いたのは、マイナス要因の「求職受付件数の減少」で、19.5%であった。【イ(専門型)】は、「求人受付件数の増加」が30.8%と最多で、僅差で「求職受付件数の増加」が28.8%であった。

Q2 3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)はどうなっていると思いますか
業況(就職決定数)の展望で該当する項目を選択してください

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、3か月前との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、「やや改善」が43.9%と最多で、これに近い数字で「現状維持」が42.1%と続いた。【イ(専門型)】では、「現状維持」が最多の47.2%、続いて「やや改善」が27.8%で続くが、「やや悪化」も13.9%を占めた。
<コメント>
【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】は、今回調査は「現状維持」が46.3%で最多(4.2ポイント増加)。続いて「やや改善」が36.6%(7.3ポイント減少)であった。「やや悪化」が前回よりも8.3ポイントの大幅増となった。【イ(専門型)】では、「現状維持」が前回同様に最多の46.2%。続いて「やや改善」が42.3%(14.5ポイント増加)であった。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位6項目)

【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】

  • 求職受付件数を増やす

    36.6%

  • 求人受付件数を増やす

    31.7%

  • 求職担当の社員(従事者)を増やす

    17.1%

  • 求職受付件数が減る

    14.6%

  • 内定までの期間が延びる

    14.6%

  • 求人担当の社員(従事者)を増やす

    12.2%

【イ(専門型)】

  • 求人受付件数を増やす

    48.1%

  • 求職受付件数を増やす

    48.1%

  • 求人担当の社員(従事者)を増やす

    21.2%

  • 求職担当の社員(従事者)を増やす

    19.2%

  • 求職受付件数が減る

    11.5%

  • 募集媒体費を増やす

    9.6%

<コメント>
【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、今回は「求職受付件数を増やす」が最多で、36.6%。「求人受付件数を増やす」が31.7%でこれに続いた。【イ(専門型)】では、「求人受付件数を増やす」と「求職受付件数を増やす」が同数の48.1%となった。これに「求人担当の社員を増やす」が21.2%と続いた。

Q3 現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうか

現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうかの結果の表の画像 求職者の確保の合計が79.6% 求人獲得の合計が39.8% 募集コスト(広告宣伝費等)の上昇の合計が35.5% 経験の浅い社員の育成・教育の合計が31.2% 社員(従事者)の採用29.0% 管理職・経営層候補者の選抜・育成が8.6% クレーム事案への対応 0%
<コメント>
【ア(専門ジャンルを問わない総合型)】では、引き続き「求職者の確保」が80.5%と高い数値となった。これに続いて、前回同様に「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」が41.5%、「求人獲得」が39.0%、「経験の浅い社員の育成・教育」が34.1%、「社員の採用」が26.8%と続いた。【イ(専門型)】も、「求職者の確保」が最多の78.8%(3.8ポイント増加)。「求人獲得」が40.4%で続いたが、18.2ポイントの大幅増。「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」と「社員の採用」が同数の30.8%。「経験の浅い社員の育成・教育」が28.8%(6.6ポイント増加)となった。

4.「人材紹介事業の運営上の特徴的な事象」として数多く寄せられた意見・特筆すべき典型事例等をピックアップしました(回答は原文のまま)<設問の内容>
直近3か月間に生じた人材紹介事業の運営上の特徴的な事象についてご記入ください(自由記入)

  • 大手エージェントが地方の企業にもかなり入り込んでいて、バッティングしている。結果、内定辞退が増えている。AIの活用で事務作業は効率化できた。
  • 企業の事業課題をヒアリングした上で、人材課題・ニーズを仮説立てし、人材持ち込みによる成約を複数創出できた。
  • 依然として社員採用の重要性が高く、経営課題になっている。
  • お盆期間の落ち込みが年々厳しくなっており、今年は特にカレンダー事情もあり大きかった。働き方改革の影響もあると思われ、この時期に休みを取得する企業も多くなっていると感じる。
  • 医療業界も大手と中小と差別化が進んでおり、1企業ですべて行うのは困難になってきている
  • 20代求職者の動きが非常に活発で夏以降の決定までのスピードが速まった印象がある。
  • 新卒紹介の決定難易度が高まったこと。新卒紹介の決定者辞退が増加していること。
  • 転職活動方法の多様化により、エージェント経由に限らず求職者の併願数が多く、応募→内定承諾の率が下がっている。
  • 採用難を背景に、賃金を自主的に改善しようとする企業が以前より増えてきている。
  • 20代前半の若い方からの登録が多かった。次に多いのが20代の医療事務従事者からの登録。
  • AIの導入を検討
  • 従事者を増やせたことにより求人数は前年同期比120%以上増加。メーカー系技術求人が減少。
  • 社内人件費を抑制する観点から、少数体制での運用となり、決定数を伸ばす機会を失っている。
  • 外国人の技人国採用での決定が増えた
  • 従来、人材派遣もメインとしてサービス展開しており、職業紹介領域における求人受注時のヒアリングや求職者に対するカウンセリング内容が、派遣に比べて難易度が大幅に向上することから、担当職員のスキル向上も今後サービス拡大における重要なポイントであると考える。
  • 今後の課題としては、営業担当者間での力量格差を平準化し、安定して高いマッチング精度を実現できる体制や仕組みを整備していくことが重要であると考えております。
  • 大手以外の紹介事業者もAIを有効に活用する事例が増え、中小企業においても従来の手法とAIやDXをうまく組み合わせることが重要と感じます。
  • 地方企業や遠隔地でのマネジメント層求人獲得が進展。社員(従事者)の外部採用尽力中。営業サポートのためのAI活用開始。
  • スカウトメールの返信率がやや低下している。人材マッチングプラットフォームに登録している求職者に、公務員(県職員など)が増えている傾向が見受けられる。

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